過去ログ - 純一「ええっ!?お、同じ大学?」美也「今のうちに一部屋あけといてよね」
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206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/03(土) 21:52:29.37 ID:X1onGLDko
翌日、女友を迎えに行った僕は、付き合い始めて初めて彼女から平手打ちをされる羽目になった。

その後で僕に抱きついてきた彼女は、心配したんだからねっていうセリフを何回も繰り返して抱きついてきた。
女友の頭を撫でながら、今まで守ってあげたい存在だった子供っぽい美也の言うことが、本当に正しかったのだとようやく理解できたのだ。

「一度は好きで大切に思った人が・・・・・・。その人たちをみゃーたちの都合で不幸にできると思う?にぃには女友さんを泣かせても平気?」

そのとおりだった。
こんなにも健気に心配してくれる女友を僕は傷つけるところだったんだ。

不思議なことに、今までも僕が守るべき対象だと思い込んでいた美也が実はしっかりした考えを持った女性で、大人の女性の雰囲気を醸し出していた女友のほうが頼りなく守らなければいけない存在として、僕の中で認識されはじめたのだった。

美也と最後に体を重ねた日から1週間後、美也の部屋は再び空になり、その部屋は再び物置として使われるようになった。妹が引っ越したのは、今より大学の近くだが、僕は一度も訪れたことはない。

その後も、美也とは同じ大学に通っているので、今でも美也とはよく顔を会わせる。美也も無事彼氏と仲直りできたみたいだ。
美也と出会うときは、大概、彼氏と手をつないでいるか七咲と中多さんと一緒にいるかで、僕とすれ違うときには、美也は小さく胸のまえで手をひらひらして挨拶してくれるけど、言葉は交わさない。

こうしてまた季節が過ぎ去り、僕は3回生になり当然ながら美也も2回生になった。


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