過去ログ - 純一「ええっ!?お、同じ大学?」美也「今のうちに一部屋あけといてよね」
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211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/04(日) 21:01:30.66 ID:5spfQpe2o
みゃーが2回生になったある日、2君から突然、お別れを切り出された。

彼が言うには。原因はいろいろあるそうだ。

表面上はフレンドリーだけど、いつもみゃーが上の空だと感じて不安になること。

キスはしてくれたかけどそこから先は許してくれないこと。

みゃーが、彼といる時より紗江ちゃんや逢ちゃんと過ごす時間の方が長いこと。

そして何より、彼と一緒の時、にぃにとキャンパスですれ違ったことが何度もあるけど、その時のみゃーの表情に嫉妬し、それから逆にみゃーを可哀想にって思ったそうで。

・・・・・・彼は正直で優しく、そして嘘が下手だった。サークルの女の子に告白されその子と付き合いたいって言ってたけど。でも、何となくだけど、みゃーのにぃにへの気持ちを知り身を引いてくれたんじゃないかと今でも思っている。

こうして、みゃーはにぃにに続いて2君を失ったのだけれど、もちろんそれでにぃにとどうにかなるなんて展開はなかった。

にぃには相変わらずのん気そうな顔で、女友さんにからかわれながらも、いつも女友さんと一緒にいるようだった。

あたしは、もうこのまま一人でいい。
逢ちゃんは部活がハードで、わずかな自由時間を男君と過ごしていたので、あたしは必然的に紗江ちゃんといつも一緒だった。

紗江ちゃんも相変わらずもててはいたけど、基準が厳しいのかまだ誰ともお付き合いはしていない。



・・・・・・正直に言うと、一人でベッドに横たわる眠れない夜に、身体が記憶しているにぃにの手や腕の感触を思い出して、涙で枕を濡らす夜もあったけど、そんな時にはイルカがプリントされたタオルを抱きしめる。

それは、にぃにからの最後のプレゼント。


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