過去ログ - とある四人の恋愛模様
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107:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:14:31.92 ID:vvqVtp9F0



用意周到だけど本末転倒。


綿密な計画を作っておいて、全部倒壊させながら大雑把に進む矛盾した性格。


助けられる気持ちが半分、どう反応すればいいのか困るのが半分。


それが計算じゃなくて地の性格だっていうんだから諦めるしかない。



「まあ、なっちまったもんは仕方ない」

言われて差し出されたのは白いカップ。
お揃いで買った花がワンポイントの小さなカップ(私は黄色で彼は赤)。

「飲むか?」

私が起きるのに合わせて何か入れてくれたらしい。


こういう気は回るのになぁ。



                  女の子を扱い慣れてるだけなのかもしれないけれど。



「……いただきます」


カップの中身は適度に冷えたミルクティー。

インスタントのクセに入れ方をこだわるせいで下手な喫茶店よりもおいしい味。

きっと前に「学舎の園で飲んだヤツの方がおいしいです」と漏らしたのが原因だと思う。


その割になぜか茶葉やミルクにこだわるんじゃなくてあくまで入れ方にこだわったのは謎だったけど。





ズズズと控え目に響く音とカチコチと規則的に響く音が広いリビングを支配する。



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