199:たとえばこんな滝壺さん ◆oEZLeorcXc[sage saga]
2012/01/26(木) 12:55:44.66 ID:Yt32AAJ30
あの日、映画館での一件以来、どうにも滝壺の様子がおかしい。
おかしいと言うと少し語弊がある。
いや、おかしいはおかしいんだけど……端的にいうと積極的なのだ。
主にそっち方面に。
「一つ、聞いていいか」
「いいよ」
「さっきさ、おやすみって言ってお互いのベッドルームに別れたよな?」
「そうだね」
「俺はその足で直接ベッドに来たんだけど」
「そうだね」
「何で滝壺が俺より先に、しかも俺のベッドにいるんだ?」
状況説明。
寝ようと思ってベッドに入ったら滝壺さんが既にいらっしゃいました、まる。
ちなみに服装はウサ耳ピンクジャージ(ジャージはおそらく就寝用)。
「添い寝しようと思って」
「…………いやもうつっこむポイントが多すぎてどうすればいいか分かんねーよ」
ピコピコとウサ耳をいじる滝壺をよそに俺はため息をつきながらベッドの脇に座る。
「一緒に寝てくれればいいよ。はまづら」
「いや、そういう意味じゃなくてですね滝壺さん」
同棲を始めて結構経つが寝室は別だ。
幸い部屋はあったし、何より俺が寝れないから。緊張して。
耐性などできるはずもない。
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