208:たとえばこんな滝壺さん ◆oEZLeorcXc[sage saga]
2012/01/26(木) 13:17:18.21 ID:Yt32AAJ30
「いいんだよ。私はそんなはまづらを応援してるから」
「……今日は家でのんびりでいいか?」
「もちろん」
「悪いな。埋め合わせはまた今度するから」
仕事が理由とはいえすごく申し訳ない気分になる。
家事が残ってたら手伝おう。
もっともそんな事を言えば「はまづらはゆっくりしてて」とでも言われそうだけど。
「そういえば俺の部屋で何してたんだ?」
「寝顔を見てた」
「……俺の寝顔なんて見ても楽しくもなんともなかろーに」
「そうでもないよ?」
「そうかねー……ッ!!」
起き上がろうとしてその動きを急停止する。
マ ズ イ。
隠さなくては。
「はまづらお昼ご飯はどう……はまづら?」
「え? あ、ひ、昼メシな。何でもいいぞ。滝壺が作ってくれるもんなら美味しいしな」
「どうしたの?」
「ど、どうもしてねぇよ? 別に何もどこもおかしなところないだろ?」
後退りして距離を取る。
布団ごとずりずりと。
布団に入っている状態のまま気付かれてはいけない。
「風邪とか?」
「い、いや、大丈夫だって。別に何も」
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