226:たとえばこんな滝壺さん ◆oEZLeorcXc[sage saga]
2012/01/26(木) 13:59:17.25 ID:Yt32AAJ30
顔を離し、目を開けると滝壺はきょとんとした顔で不思議そうに見ていた。
「どうしたの?」
「いや、だってさ。俺から滝壺にはしてあげれないわけで、たしかにそういうのは嬉しいんだけど……それってお前の体目当てで付き合ってるみたいだろ?」
滝壺の本心は分かっている。
あくまで俺なりにだけれどその想像はついている。
そんな事を思ってないなんて分かってる。
だからこれは俺の自己満足だ。
「そうだね」
「………」
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
肯定されると思わなかったなんて言えない。
まあ、いつも通り滝壺の分かりにくい冗談なんだろうけど。
「だからさ。意思表明というか自己満足かもしれないけど俺からできる事をしたかった」
これは俺から滝壺への先払いの愛情表現。
「ありがと」
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