236:たとえばこんな滝壺さん ◆oEZLeorcXc[sage saga]
2012/01/26(木) 14:23:59.57 ID:Yt32AAJ30
「どうだった?」
「死ぬかと、思った。気持ち、良すぎて」
「よかった」
滝壺の笑顔は本当に楽しそうだった。
されたのは俺なのに。
「苦しかったり、しなかったか?」
「少しだけ。あと顎が疲れたかな」
「ありがとな」
まだ治まらない乱れた声で感謝を伝える。
「もう一回する?」
「いや、今日は……無理です」
たった一度でヘトヘトだ。
数百キロ全力疾走してもこうはならないと思う。
「そう。じゃあ、うがいしてくるね」
「ああ」
滝壺の背中を見ながらそういえば出されたモノはどうなったんだ? なんて無粋な事を考えていた。
「――。」
「え?」
聞き間違えだろうか。
今部屋を出るその時。
―――――「残念。」
彼女が愉しそうにそう言った気がした。
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