過去ログ - サーニャ「私達もう別れましょう」エイラ「」
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32: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:11:57.81 ID:PE7I1Idwo
サーニャ「エイラよりも好きな人。だから、別れて下さい。私たちはただの友達に戻ろう」

サーニャ「いや……違うわね。ただの同僚、って言った方がいいかしら。別れるんだもの、きっとお互い、気まずくなるわ」

サーニャ「エイラとずっと一緒にいたから、『好きだ』って勘違いしちゃったみたい」
以下略



33: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:15:23.30 ID:PE7I1Idwo
サーニャの話は聞いていた。でも私じゃない誰かが聞いていて、私はそれをボーッと見ているような気持ちになった。


まるで、遠い昔の、憶えてるか憶えていないかの記憶をなんとか思い出す様な、実感の掴めないこと。話しを聞いている私はいるが、そこに私はいなかった。

以下略



34: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:17:11.39 ID:PE7I1Idwo
ドアノブに手を掛ける。鍵は開いている。サーニャがさっき開けてくれたじゃないか。


なのに……なんで、

以下略



35: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:22:13.12 ID:PE7I1Idwo
エイラ「くそっ!」


太ももを叩いて、喝を入れる。こんな姿、みっともなさ過ぎる。

以下略



36: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:25:43.26 ID:PE7I1Idwo
そりゃそうさ。

すぐに扉を開けなかったら、こうなることは当たり前じゃないか。そうだ、すぐに追いかけなかった私が悪いんだ。


以下略



37: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:29:05.58 ID:PE7I1Idwo
ーーー
ーー


泣き腫らした目で私は、基地の外を歩いていた。心地よい風が、ゆるやかに髪をなびかせる。
以下略



38: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:32:32.30 ID:PE7I1Idwo
足元の芝生に腰を下ろす。風がサァーッ、と緑の海に波をつくる。私は膝を抱えて、ぼんやりと遠くの景色を眺める。


部屋に帰るの、気まずいなぁ……。どんな顔で、サーニャと会えばいいんだろう。

以下略



39: ◆ORT4WeHxxkkO[sage]
2011/09/17(土) 23:38:27.42 ID:PE7I1Idwo
不思議とサーニャの好きな人を、考える気にはならなかった。いや、考える余裕が無かったって方が、正しかったのかもしれない。


今はただひたすらに、サーニャのことを思い出していた。

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]
2011/09/17(土) 23:42:41.02 ID:PE7I1Idwo
私の肩ぐらいに頭がくる、華奢な体の女の子。

天使かと聞き間違えるくらい、綺麗な歌声を持つ女の子。

でもどこか独りぼっちに思える女の子。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]
2011/09/17(土) 23:45:15.06 ID:PE7I1Idwo
ーー




以下略



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