過去ログ - 一方通行「オマエだって、もォこの家の一員だろォが」
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(山形県)
[saga]
2011/08/18(木) 03:50:50.08 ID:aLV867QF0
無理に袖ごと引っ張ったのが悪かったのか、留まっていたたった一つのボタンが千切れる音がした。
先程眺めた時に感じた、使い古された雰囲気というのは正しかったらしい。
膝立ち状態だったクローンの白衣が、立ち上がる動作に従ってひらりと靡く。
白磁のような身体が片側半分だけ晒け出された。
案の定と言った所か、当然のように下着なんてものは装備されておらず。
言葉通り、生まれたままの姿の自分がそこにいた―――
と、思ったのだが。
呆然としたように目を丸くするもう一人の自分を見て、違和感を覚えた。
「キャー!ってミサカはミサカは両手で目を隠、………あれ?何であなたの身体なのに…」
自分が疑問を抱く前に、打ち止めが先制した。
「――――おんなのこ?ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
状況をようやく理解したのだろう、クローンはじわじわと顔を紅潮させていく。
その赤みを増した身体には、男性についているべきものはなく、胸には申し訳程度の微かな膨らみが存在していた。
「………なンだろォな、この既視感は」
そう呟いた自分は、今までになくげんなりとした表情をしていたであろう。
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