過去ログ - 一方通行「オマエだって、もォこの家の一員だろォが」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県)[saga]
2011/08/18(木) 22:18:54.83 ID:Ntn1PZ890

「そんなビビんなくてもいいっつの。何なの?本当にこれあの人のクローン?」

「ェ、と……確かに、俺は、一方通行のクローン、です…、……そういう風に、情報入力…されて、ます」

「……、ふーん」

白い少女は番外個体の猛禽のような目にじろりと睨めつけられ、身を縮こまらせる。
番外個体本人にそんな気はなく、少し表情を観察した程度のものだったようなのだが。

「流すよ」

きゅ、と再び蛇口がひねられて頭上にお湯が降り注いだ。
わしゃわしゃと頭がかき回され、泡が流されていく。

「別人みたい。第一位は見てるとどつき回したくなるけど、あなたを見てると笑えてくるよ。けけっ」

流れるお湯と一緒に、髪をわしわしと掻く番外個体が笑う。
すぐにシャワーは止まり、乾いたタオルが頭に被せられた。

「あとは自分でやりな、最終信号」

「ええーっ!?ミサカタオルうまく巻けないのにってミサカはミサカは焦りを隠せなかったり…」

「そろそろ自分一人で全部できるようになってもいいんじゃないの? ――ほら、白いの。こっちおいで」



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