過去ログ - 一方通行「オマエだって、もォこの家の一員だろォが」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県)[saga]
2011/08/18(木) 03:42:57.22 ID:aLV867QF0

「こ、の…クソガキっ……!何でココに居やがる!?」

「起きたらあなたがいないんだもん!暇だったから探しに来ちゃったのってミサカはミサカは舌を出して愛らしさを…痛ぁっ!」

打ち止めの頭頂部に軽く手刀を食らわせた。
こいつはもう部屋の家具やらに縛り付けるか何かしないとどうにもならないようである。

「芳川の奴は何してやがンだ…危ねェンだから一人で出ンなっつっただろォが」

「ヨシカワはミサカを信じて送り出してくれたんだよ、ってミサカはミサカはヨシカワは何も悪くないことを主張してみる!」

ふふんと胸を張る打ち止めに、二度目の溜息をついた。
今まで取り留めもなく考えたことが全くの無意味だったようにすら感じる。


「ね、もう帰ろ?何か用事があったわけじゃないんでしょ?ってミサカはミサカはいそいそと帰宅を促してみたり」

「………あァ」

言われるがままに手を引かれ、家路に着こうと歩き出した。
打ち止めが自分を引っ張るように目の前を歩く。
自分の視点から見下ろす彼女の頭は、きょろきょろと周りを見渡すように揺れていた。

「オイ、そンなに余所見してっと転――」

「あれ?」

ぶぞ、と続けようとして、その前に打ち止めが立ち止まった。
引っ張られるように歩いていたため、若干つんのめるようにして足を止める。



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