過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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171: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/09/13(火) 20:09:13.51 ID:iXsFiWun0



「や、やっほー……」

「……おォ」



辿々しく放つ挨拶はぎこちない彼女の姿そのものを表しているようだ。
どことなく挙動不審になる美琴を目の前に居心地の悪そうな顔をする一方通行。一瞬何とも言えない空気が通り過ぎる。
美琴はそれが自分の態度が原因だと分かっているようで、パッと顔を上げスイッチを切り替えるように快活な声をあげる。



「そ、そういえば、その地下の実験て何やってるんですか?」

「え? あぁ、えっと……」



突然話を振られた芳川は戸惑いつつ手に持っていた実験内容を記したファイルをパラパラと捲り始める。



「今日は他の研究所から能力者が来てるの。……まぁ能力測定みたいなものかしら」



書類にはテンプレートの固い言葉でそう書いてあるが実際は研究対象として直接能力発動状況の詳細なデータを取りたいというのが本音だろう。
通常学校で行なわれる能力測定とは異なり管理するため、利用するため、そんな空気がありありと見える研究員達の揃う能力測定が芳川は好きではない。
それも仕事だと割り切ることにも最近慣れてきてしまった。そんな現実が一瞬よぎるが反射的にそれに蓋をする。



「ここの地下実験室は大きいから他の研究所から、能力使用時に広い空間が必要な能力者が来ることが多いの」

「へぇ〜 その今日来る子ってどんな子なんですか?」

「超能力者(レベル5)の子よ。それになかなか珍しい能力の持ち主でね」

「超能力者って………… あっ!!」





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