過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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243: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/09/23(金) 23:02:31.65 ID:9G9ARhHd0



バキンッバキンッバキンッッッ




ドカアアァァァンッッ!!!




大量の電流が垣根と一方通行の間を高速で駆け抜ける。彼等の体に当たらなかったのは彼女の無意識の配慮だろう。
実験室の固い床を凄まじい破壊音が通り過ぎる。凸凹に切り裂いた床はまるで人為的に割ったビスケットのようだ。
壁にはダイナマイト等の爆発物が置かれていたのかと思う程に大きく真っ黒に焼けただれた跡をベッタリと付けていた。
床に出来た亀裂の隙き間には炎が注ぎ込まれたように赤く焼きれた部分がジュゥと音をたて煙りを上げている。



「はぁ……っ、はぁ……っ」



額に汗を垂らし肩で息をしながら二人を睨みつける美琴。
どうやら自分でもどれだけの量の電気が漏出されたのか分かっていないようだ。
一方通行達も突然の出来事に一瞬言葉が出なかったがすぐさま我に返る。




「バカ野郎!なにすンだッ!!」
「あぶねえじゃねえかコラ!!」




「なによっ!!大体アンタ達二人が―――」




ビーーーッ ビーーーッ

《非常……事態発、生。実験室内の破、損・電子配、線、損傷―――――》

ビーーーッ ビーーーッ

《直、ち……に原因確、認と、》



けたたましいブザー音と共にノイズ懸かったアナウンスが鳴り響く。スピーカーも美琴の電流を浴びて馬鹿になっているらしい。
実験室の四隅ではまだ青く輝く閃光がパチパチと音を鳴らしている。




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