過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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282: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/10/05(水) 18:49:13.23 ID:zNKyILrp0


くくくっと笑いながらそう話す垣根からは悪意を感じない。馬鹿にしている訳でもなく、むしろ純粋に笑っているのが手に取る様に分かる。
それは多分美琴に対して出会った当初抱いていた気持ちを彼が代弁しているからなのかもしれない。



「…………ならいい」

「あん? 話ってそれだけかよ?」

「あァ。他に目的があるンじゃねェかと思っただけだ」



前回の出来事もあり一方通行は垣根に一方的な不信感を募らせていた。
それに加えて突然の来訪。何か魂胆があるのではないかと勘繰らせるのには十分な要素が揃っていたからだ。
しかし持ち前の警戒心が杞憂に終わればそれに越した事は無い。

どこかホッとしたように肩を落とし研究所内へ戻ろうと一方通行は垣根に背を向け歩き出そうとする。




そんな彼の姿を見て垣根は自然と零れ落ちるように掛けた言葉は一方通行の足を止めるには充分だった。



「目的って言う程のモンじゃねえけど……興味はあったな」
「興味?」
「あぁ」





「お前ら二人にだ」





振り向いた一方通行を顎でしゃくる。それは一方通行とここにはいない美琴のことを言っている事を示していた。




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