過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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285: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/10/05(水) 18:56:35.22 ID:zNKyILrp0




「……分かンねェよ」

「あ?」

「俺みてェなヤツがアイツと一緒にいて良いのかなンざ、俺にだって分かンねェよ」

「……………そうか」

「だけどな……アイツ、前に俺に言ったンだ」





―――――『私は傷ついたりしないよ』

         『私、一方通行の味方だからね』

              『そばにいちゃダメなんて言わないで』―――――





「俺はアイツの言葉を……馬鹿みてェに信じてンだよ」



垣根と自分は大きな能力を手に入れた故の共通点、それは自身が普通の人間ではないという孤独感を持っている。
だからこそ彼の言う超能力者と一般人との間に立つ壁の厚さは自分だってよく分かっている。
傷つけ、突き放し、嫌悪され、怖がられ、妬まれ……そんなものは過去に身を以て味わい尽くしてきた。


しかしそんな自分をひとりの人間としてみてくれた人物が現れた。
優しく諭すように紡がれたその言葉は彼女と過ごす日々を重ねるうちに真実味を帯びていった。
気付けば一方通行は彼女の言葉、そして何より彼女自身を信じているようになっていたのだ。



自分は本当に彼女のそばにいてもいいのではないか、と。





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