過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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331: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/10/16(日) 14:51:08.05 ID:ZsCQnVCC0



「フンッ」と鼻を鳴らしながらも美琴の脳裏では一方通行の発した言葉の続きが気になってしまっていた。
一体何を言おうとしていたのだろう。あの会話の流れはもしかして……と希望を抱いてしまう。



(……いつか呼んでくれるのかな)



期待してしまっても良いのだろうか。
垣根から貰った缶に両手で優しく握る。ホットティーの入った缶の少し熱いとも思える暖かさは掌を充分に温め心まで暖かくさせる。
美琴は微かな望みに笑みを浮かべながらプシュッと缶のプルトップを開けた。今はこのままでもいいのかもしれない。
いつか、いつか呼んでくれれば―――


そんな美琴の微笑む表情を垣根は缶ジュースを口にしながら横目で見ていた。



「本当仲良いよな、お前ら」

「? いきなりどうしたの?」

「いやさ、お前は俺のこと邪魔に思わないわけ?二人きりの方がいちゃいちゃでき―――グフォッ!!」

「な……な……何ワケ分かんない言ってんのよバカアアァァァッッ!!!」



お腹へ華麗な右ストレートを食らった垣根は腹を抱えて顔をテーブルに突っ伏してしまった。美琴は立ち上がって拳を握りしめたままだ。
この少女は女の子のクセにやけに身のこなしが良いというか武闘派というか。半ば感心しながらパンチを食らった箇所を摩る。



「いってえ……テメェ俺に腹パン食らわすとは良い度胸だな」
「垣根さんがいちゃいちゃ……とか、へ、変なこと言うからいけないのよ!」
「事実だろ!お前があいつのこと好きなのはこちとらお見通し……」
「〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
「分かった。もうなんも言わねえから顔真っ赤にして全身からバチバチ電流出すのは止めろ」





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