過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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442: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/12/16(金) 19:14:58.48 ID:C2P0D18p0



こうもこちらの心を読み取るように言い負かされてはぐうの音も出ない。
確かにあの時――芳川と二人の研究者と別れた時――から気になる点があるのは確かで、それが心に痼りのように残っているのも事実だ。



(こういう時ばっか二人で結託するなんてズルいわよ……)



喧嘩ばかりしてるくせに……抗議の言葉が喉を出かかったが自分を見つめる二人の強い視線に圧倒されて言葉はお腹の方まで引っ込んでいく。
しかし自分の態度はそんなに変だったのだろうか。それを見られていたのかと思うと悔しいような、恥ずかしいような。
美琴は不貞腐れた拗ねた声をポツリと零す。



「……別に大したことじゃないもん」

「なら尚更話せ。大体オマエの“大したことない”は信用ならねェからな」

「なっ……!」



心外だとばかりに言い返そうとするも二人の「早く話せ」オーラに気圧されて美琴はグッと口を閉じる。
仕方無くはぁっと息を吐き美琴は先程の違和感の原因を語り始めた。



「……さっき芳川さんと一緒に白衣の人達がいたじゃない?」

「あぁいたな。なんか気持ち悪ぃ目で俺らを見てたヤツとオッサンの二人だったっけか」

「うん。そのおじさんの方の人が……どこかで見たことあるなと思って」



ほうっと垣根は興味深そうに、そして一方通行は黙って次の言葉を待っていた。





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