過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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455: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/12/16(金) 19:47:55.48 ID:C2P0D18p0


その言葉に垣根は吹き出して笑っていたが一方通行は至って真面目である。
研究所には監視カメラはついているだろうし大事になれば研究所から追い出される可能性はある。処罰されるかもしれない。
しかしそれに対する恐怖心はあまりない。何より優先したいのは胸にある不安感を払拭したいという気持ちだった。
そのあとの話など今はどうでもいい。それが一方通行の考えだった。



「大体こォやってチマチマ考えンのは性に合わねェンだよ」

「短気なテメェらしい考え方なこった」



掌でカードキーを弄びながら垣根は空いた左手でコートのポケットから携帯を取り出す。時刻は午後6時を回ったばかり。
土曜の研究所は人が少ないとはいえ、まだ働いている人間が闊歩している時間帯だ。


「まだ早いな。もうちょい人が消えた頃に行くとすっか」

「あァ。でもその前に―――」


垣根が声のする白い少年の顔を見ると彼は白い睫毛で紅の瞳を半分隠した眼差しで何かを考え込んでいるようだった。
そして顔色など全く変えずやけに冷静な声が殺伐とした部屋に反響した。





「寄りてェ所がある」







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