過去ログ - 五和「好きです」上条「なんか言ったか?」一方「…」
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453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2011/09/26(月) 21:40:07.10 ID:/j2VNew00
そう言うと男はニッコリと笑った。
冷たく、感情の無い笑顔。


麦野「あれ?なんか変わってない?」

不良G「その辺はつっこむんじゃねぇ!!」

不良E「シリアスな場面なんだよ!!空気よめ!!」


男は女性の太ももほどありそうな腕で近くにあったソファーを持ち上げる。
ソファーはまるで普通の椅子のように軽々と持ちあがり、男はそのままソファーを麦野に向かって投げる。

しかし麦野は最小限の動作でそのソファーを回避する。
その動作は無駄が無く、しなやかで美しさすら感じられる。

男と麦野は無言のまま向き合った。

男の顔は笑っていた。

麦野の顔も笑っていた。

お互いの距離は5メートル弱。

麦野も男も一瞬で詰められる距離だ。


麦野「睨みあってても面白くないでしょ」


先に仕掛けたのは麦野だった。

一瞬で距離を詰めると、男のこめかみ目掛けて蹴りをいれる。

それは時間にして約1秒だった。

常人にしてみれば一瞬。

しかし男は体を屈め、その蹴りを簡単に回避した。

逃げなくては、と頭が命令する前に体が動いていた。
態勢が崩れるのなど気にせず横に大きく回避する。

麦野は自分の耳の横で風を切る音を聞いた。

巨大な腕が自分のすぐ横を通り抜けている。
もしそれが自分に当たっていたら、なんて事を考えると寒気がした。


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