過去ログ - 五和「好きです」上条「なんか言ったか?」一方「…」
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(愛知県)
[saga]
2011/09/28(水) 21:23:47.07 ID:0eYg+VLn0
5メートルほどあった間合いを一気に詰めると、右の拳を振り上げる。
麦野はその拳をギリギリで回避する。
一撃でもくらえば致命傷になってしまいそうな極限の状態でも…いやそんな状態だからこそ麦野の回避能力は極限まで高められていた。
怒り、焦り、恐怖などといった感情を消し、ただただ相手の攻撃を避ける事だけに集中する。
攻撃を避け、ひたすらに反撃のチャンスを探る。
それはある種、この2人の我慢比べでもあった。
まだ冷えきっていない麦野の頭でも、相手の心理状況を読むのは容易だった。
この男は美しい勝利に徹底的のこだわるタイプだ。
圧倒的大差で勝たなければ気が済まない。
泥臭い勝利では気が済まない。
昔の彼女のような性格。
だからこそこの男の感情が手に取るように分かる。
その証拠に男の攻撃は最初と比べるとだいぶ大振りになってきていた。
大振りになって事で生まれる隙を麦野は見逃さなかった。
相手の拳を回避すると相手の腹部目掛けて全力で蹴りこむ。
男「うぐ…」
男は低いうなり声と共に後ろに大きく跳んだ。
しかしそれは男にとって唯一の、そして最大のミスだった。
普通の戦闘ならここで後ろに跳び距離を置くのが正解だろう。
しかし相手は普通の人間ではなかった。
彼の目の前にいるのは常識から逸脱した存在、レベル5の『原子崩し』なのだ。
男がそのミスに気付いた時には麦野の顔に笑顔が戻っていた。
残酷で狂喜に満ちた笑顔。
しかもその笑顔は勝利に対する笑顔あると共にサディスティックな笑顔でもあった。
ドシュッ、と言う音と共に、麦野の右手から無数の光線が放たれる。
この距離なら狙いを定めなくても当てられる。
むしろ外す方が難しい。
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