439: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:01:50.06 ID:8cvtlr/Jo
「折角張り切って応援してやろうと思ったのになー」
「そうそう、こっちがあんなに気合入れて……って違う違う!!」
440: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:03:01.14 ID:8cvtlr/Jo
話しながら歩くうち、彼女達はあるスタジアムの裏側を通りかかった。
そこは、本日午後は『全校男子・騎馬戦予選B組』の試合会場となっており、裏側は出場選手の控え場所として使われていた。
441: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:04:18.55 ID:8cvtlr/Jo
「――――ッ!!」
「みさかみさかー? 急に固まって、どうしたー?」
442: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:06:21.24 ID:8cvtlr/Jo
――――――――――――――――――――→
「あの! 今この辺で白い人見かけたんですけど!」
443: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:07:13.09 ID:8cvtlr/Jo
本年度の大覇星祭における彼女の活躍ぶりは、初日にしてすでに凄まじかった。
団体種目はすべて勝ち星、個人種目はすべて表彰台行き。
借り物競争の後では、一緒に走った高校生を気遣ってタオルやドリンクを渡す姿が中継され、
444: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:08:15.30 ID:8cvtlr/Jo
「よく見るとかわいいじゃん」
「よく見なくてもかわいいわ」
445: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:09:25.80 ID:8cvtlr/Jo
「あ――――ッ!! いた!! アンタ、あの時のッ!!」
446: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:11:54.15 ID:8cvtlr/Jo
うだうだと適当に喋る高校生をかきわけて、美琴はずんずんと一方通行の前へと歩み寄る。
そして、有無を言わさぬ態度で告げた。
447: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:13:09.55 ID:8cvtlr/Jo
一方通行は、試合終了と同時に姿をくらませるつもりだった。
もたもたしていては必ずあの第二位に捕まる。
448: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:14:29.58 ID:8cvtlr/Jo
全員が準備完了、大勢の騎馬が一列に並び、騎手は上に乗り込んだ。
相手方も同様。
緊張の一瞬が過ぎ、競技開始のホイッスルがスタジアムに鳴り響いたその瞬間だった。
449: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/14(水) 00:15:13.64 ID:8cvtlr/Jo
しばらくは舞う粉塵に遮られて、周囲の様子は全く分からなかった。
しかしそれが晴れてくると、恐ろしい光景が広がっているのが見えた。
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