58:マダガスカル ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:41:17.91 ID:8hVhXUvc0
「それで? このクローンの命を救うため、俺に勝負を挑みたいというわけか――第二位」
「そういう事」
彼女の決意を聞いて、垣根は鼻で笑った。
美琴は以前、第一位と第二位の間には実力的に大きな差があると言われた事がある。
学園都市にたった六人しかいないレベル5の頂点と、その次。
他の能力者たちからすればどちらも雲の上の存在だが、頂上同士の間にも確かに優劣は存在するのだ。
しかし、届かない相手ではない。
手も足も出ないなんて事はない。
絶望的過ぎる差ではない。
そう思ったからこそ、一人闘い抜く事に決めたのだ。
「手伝う」と言ってくれた、ある少年の手を振り切って。
出会ったその日に見た第一位の力の片鱗を思い出し、御坂美琴は小さく頷く。
「悪いけど、本気で行くから」
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