906: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:29:40.96 ID:I4T6FeVvo
「よーしテメェら。呼ばれたからには分かってんだろうが、仕事だ」
木原が告げると、隊員達は頷いて了解の意を表した。
「つっても今回のはそんなに危なくねぇし、難しくもねえ。ちょっとしたウォッチングだ」
「それなら、我々全員集める必要はないのでは?」
「文句言うと"我々"の人数が一人減るぞ。具体的にはテメェが死んで」
(ひでェチーム……)
一方通行は猟犬部隊の関係者ではない。
なのでメンバーの顔もほとんど知らないし、ミーティングに加わった事もない。
木原の近くにいるせいで多少は顔見知りがいる程度である。
そのため、このような場に同席するのは初めてだった。
しかし先程の木原の言い分を聞く限り、作戦に参加しろという訳でもないらしい。
ここに呼ばれた意図が分からなかった。
一方通行の内なる疑問をよそに、木原の業務連絡は続く。
「ウォッチャーっていうと、何か別の機関の監視でしょうか?」
「特に審判役をする必要もねぇな。成り行きを見守れとのお達しだ」
「?」
猟犬部隊の隊員達の顔に、腑に落ちない色が広がった。
それに答えるように、木原は無断で持ち込んであったホワイトボードを指差した。
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