過去ログ - ∞木原式∞ 第一位のつくりかた
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987: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/23(日) 23:09:47.58 ID:GCXIYf8do

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『グループ』を乗せた車が第十三学区へ向かってから、数十分後。

『アイテム』はまだファミレスにいた。

ドリンクバーだけで午後まで粘っている。

「……超驚きました。まさかフレンダがあんな下着をつけているなんて……」

何かの衝撃から立ち直れない様子の絹旗が、アイスティーを啜りながら言った。

それに対してフレンダが何かを言おうとした瞬間、麦野の携帯端末が甲高い音を立てて邪魔をした。

麦野はしばらく放置していたが、いつまで経っても鳴りやまないので、仕方なく応答する。

「めんどくさ……はー」

『ちょ、めんどくさいとは何よー! こいつときたらーっ!』

異様に元気な女の声だった。

麦野はそれに慣れているらしく、最初から数センチ耳から電話を離している。

「何か用? 私ら忙しいんだけど」

『何が忙しいって? ファミレスで堂々と野球拳してるくせに』

行動をすべて把握されている事に、麦野は舌打ちする。
下部組織の連中も連れているのだから定期報告が行っているのは当然なのだが、やはりあまりいい気はしない。

電話の相手は、『アイテム』の指示役だった。
声以外は何も知らされていない。
ただ仕事用の電話にいきなり連絡を入れて来る。

平たく言えば上司だ。



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