1: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:15:41.60 ID:3C6vmmBSo
ひょんな事からドラクエの魔法が使えるようになった梓。
合宿で魔法を使ったいたずらをして以来、軽音部のメンバーにも周知の事実となった。
そんな梓達のある日のお話。
―
澪の部屋
澪(…眠れない)
―
2: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:18:27.69 ID:3C6vmmBSo
部室
紬「どうしたの?澪ちゃん。ここのところ元気なさそうな気がするんだけど」
澪「実はここ最近ほとんど眠れなくて」
3: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:19:38.73 ID:3C6vmmBSo
梓「私、人を眠らせる魔法も使えますよ。良かったらかかってみませんか?」
澪「本当か!うーん害とかないかな?」
梓「大丈夫です」
4: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:20:34.85 ID:3C6vmmBSo
澪「…」
澪は静かな寝息を立てて眠り始めた。
すーすー
5: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:21:40.65 ID:3C6vmmBSo
梓「澪先輩、私の顔は実はパンでできてるんです」
澪「なんだってー」
梓「ほっぺのところ、少しだけなら食べてもいいですよ」
6: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:22:53.85 ID:3C6vmmBSo
澪「おいしい。梓はクリームパンだったんだ」
梓「喜んでもらえてなによりです」
唯「あずぱんまん、新しい顔だよー」
7: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:23:46.38 ID:3C6vmmBSo
律「そうだよ。目は覚めたか?」
澪「うん、はーっ、すっきりした」
澪「ありがとう梓。久しぶりに良く眠れたよ」
8: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:24:53.62 ID:3C6vmmBSo
三日後
先生「では、この問題を秋山さん」
澪(ぼーっ)
9: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:26:26.89 ID:3C6vmmBSo
放課後
律「でさ、澪があてられたんだけど、澪のやつぼーっとしててさ、答えられなかったんだよ。私もやばいと思ったんだけどさ」
澪「もう!律っ!」
10: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:27:46.60 ID:3C6vmmBSo
梓「それじゃあ、澪先輩が眠れないのってまだ続いてるんですか?」
澪「うん、そうなんだ」
澪「梓が魔法をかけてくれた次の日は結構楽だったんだけどな」
11: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:28:54.19 ID:3C6vmmBSo
律「どうした、むぎ?」
紬「いい事を思いついたわ。澪ちゃんと梓ちゃんが一夜を共にすればいいのよ!」
澪「ななな何を言いだすんだ、むぎ///」
12: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:31:44.69 ID:3C6vmmBSo
律「あー、でもそれはいい案かもな」
澪「うーん、でも帰ったら勉強しないといけないし」
律「たまには気分転換って事でいいんじゃないか?」
13: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:32:53.89 ID:3C6vmmBSo
放課後、帰り道
澪と梓がいっしょに歩いている。
てくてく
14: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:34:03.79 ID:3C6vmmBSo
梓(なんだか、気まずい。何か話さないと)
梓「そういえば、バクマンどんどん新巻出てますよね。読んでますか?」
澪「ごめん、バクマンは読んでないんだ」
15: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:35:17.06 ID:3C6vmmBSo
梓「…」
澪「ところでさ」
梓「はい?」
16: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:36:24.17 ID:3C6vmmBSo
梓「澪先輩だって頑張ってるじゃないですか」
澪「それはそうだけど、やっぱり梓には敵わないよ」
梓「そんな事ないですって!私、澪先輩が一生懸命なの知ってます」
17: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:37:29.49 ID:3C6vmmBSo
澪「うん…、そうだな」
梓「そうです」
―
18: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:39:23.53 ID:3C6vmmBSo
澪「ただいまー」
梓「おじゃましますー」
澪達は二階にある澪の部屋に上がって行った。
19: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:40:22.02 ID:3C6vmmBSo
梓「澪先輩だって律先輩には厳しいじゃないですか」
澪「私が律に厳しいのとはちょっと違うんじゃないかな?」
梓「そんな事ないです」
20: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:41:33.21 ID:3C6vmmBSo
澪「唯の部屋ってそんなに汚かったっけ?」
梓「それは憂が唯先輩の部屋を頻繁に掃除してるからです」
澪「あー、なるほど。憂ちゃんのおかげなのか」
21: ◆7S7/ozHvAA[saga]
2011/08/19(金) 22:42:42.32 ID:3C6vmmBSo
澪「ところで、梓、夕飯までもう少しかかるらしいから、先にシャワーを浴びてきたらどうだ?」
梓「はい。ではお言葉に甘えて、そうさせてもらいます」
澪「着替えは私の服を着るといい。流石に下着までは貸してあげられないけど」
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