過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」2
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6: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/21(日) 18:39:38.55 ID:Zk4zZ5Rv0


「正論なだけに言葉の返しようがないな。ところで、警戒運動実施って言ってたけど何かあったのか?」

「あまり話したくはありませんが……、不審事件が最近この地域を基点に相次いでますの。詳細はわたくしも知らされていませんわ。
 ただ治安が芳しくないとしか……」

「漠然としてるな……。スキルアウト関連とか?」

「それだけなら伝達が入るはずですの……。まぁ、上層部からの指示で警戒を強化している以上、怠惰は許されませんわ。上条さんも
 充分に気をつけてくださいまし」

「あぁ、サンキューな。……っと、やべっ。悪い白井、俺そろそろ戻るわ」

「えぇ。こちらこそ、遊戯中お邪魔して申し訳ありませんの」

「ははっ、大丈夫さ。仕事はいいけど、お前もあんま無理はすんなよ。そんじゃまたな」


ふと上条の目線を辿ってみると、店内から様々な感情のこもった顔ぶれがこちらを凝視していた。おそらく上条の連れだろう。
気まずそうに仲間のもとへ帰っていく上条の姿を眺めて微笑し、黒子も警邏へ戻った。

その道中、上条の連れと思しき男女の中に見覚えのある顔が混じっていたことに気づく。


(やけにお姉様とそっくりな顔の女性がいたような……? それに、その女性の隣りにいた白髪で杖をついた男………)


以前、迷子の打ち止めを引き取っていった凶悪人相と一致した。
あの目立つ外見と強烈な威圧感は、忘れようと思っても中々忘れられるものではない。


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