過去ログ - 山田のなく頃に  中編
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 10:46:48.57 ID:CsFvv6Zj0
まさに鈴木は決死の作戦に踏み切ろうとしていた。

そして、ときを同じくして山田はというと……。

「はぁっ……はぁっ……はぁっ!」

走っていた。

それも全速力で。

息も絶え絶えになりながらも。



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 10:50:41.04 ID:CsFvv6Zj0
「俺がやらなきゃ、誰がやるんだ!!!」

山田は誰に訊ねられたからでもなく、ひとり叫ぶ。

叫ばずには、いられない。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 10:55:35.11 ID:CsFvv6Zj0
しかし、そのせいで注意力が散漫になっているのに山田は気付かない。

彼の背後にぴったりとついてくるその影に、まるで気付いていない。


以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 10:59:04.25 ID:CsFvv6Zj0
佐々木は山田を見つけた時、山田にただならぬ雰囲気であったのを感じ取り
ずっと尾行していた。

当然、佐々木も先の殺人現場も目撃しているのだが、あえてそこで姿を晒す
ような真似はしなかった。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 11:06:19.05 ID:CsFvv6Zj0
いくら旧知の仲である山田が相手だったとしても、あれから3年。

いや、あのときは互いの姿を一目見ただけなのだから、会話するとなると、
ゆうに5年の月日が経過しているのだ。

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 11:11:33.14 ID:CsFvv6Zj0
しかし、誰も佐々木を責められはしないだろう。

まさかあの鈴木が、こんな馬鹿げた事件の首謀者であるだなんて、誰が
想像できただろう?

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 11:14:13.21 ID:CsFvv6Zj0
まあ、もっとも。

佐々木が鈴木が犯人であるという事に気がつくのはまだ時間が必要ではあるが。


以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 11:18:05.10 ID:CsFvv6Zj0
どうやら二人は戦闘中のようだ。


少女は、突進してくる高木に対して、石つぶてを放り投げる。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 12:32:13.66 ID:CsFvv6Zj0
「しつこいのはそっちだろ?いい加減どいてほしいもんだぜ」

「あんたが死んでくれたら、通してあげるわよ」

「へっ」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/22(月) 12:34:41.98 ID:CsFvv6Zj0
笑って、そして……

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

「でやぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」
以下略



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