過去ログ - 一方「俺にその資格があるとでも?」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]
2011/08/23(火) 00:39:04.54 ID:48Whit0Eo
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 やるせない気持ちで歩いていく番外個体を、見知った姿が呼び止める。

「番外個体ではありませんか。とミサカは問いかけます」

「誰? ていうか、何号よ」

「10032号ですが、あの人に貰ったネックレスをきちんと見ればわかるはずだとミサカは胸を張ります」

 御坂妹の視線は、番外個体の周囲をスキャンするようにグルグルと定まらない。

「……10032号か。そんなに警戒しなくてももやしは一緒じゃないよ。お家でチビっ子とゲームでもしてるよ」

「貴女が一人で歩いているとは珍しいですね。とミサカはこれまで貴女がいつもモヤシといたことを思い返します」

「いいよ、もう。あの人のことは。あの人はミサカのことなんかどうでもいいんだから」

「やさぐれてますか?」

「まーね。じゃ、これから人と会うから」

「そうですか。やさぐれた番外個体と顔を合わせるまだ見ぬ人の冥福を祈りながら、ミサカは別れを告げます」

「貴女も知ってる人だけどね」

「病院に行くのですか?」

「アタシとアンタの行動範囲、ドンだけ狭いの。先生以外にも共通の知り合いくらいいるでしょうに」


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