過去ログ - 勇者「安価で魔王倒すぜ」 -SS速報VIP

過去ログ - 勇者「安価で魔王倒すぜ」

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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県)
2011/08/23(火) 01:55:33.48 ID:8zc5g2bho
勇者「結構まともじゃないか。しかも大賢者とは心強い」

酒場のおやじ「……まぁ、合ってみればわかるよ」

～10分後～

大賢者「よ、よろしくお願いします」

勇者「なッ！子供！？」

勇者「どうなんてったんだよ親父。たしか酒場に登録できる冒険者は全員16歳以上なかったか」

酒場の「そうなんだが……本人がな……」

大賢者「私、子供じゃありません！」

勇者「いや。でもどう見ても12歳ぐらいにしか見えないぞ」

大賢者「……外見はこうですけど歳は20ですです」

勇者「さすがに無理があるぞ」

大賢者「魔王に……呪いをかけられたのです」

勇者「魔王がねぇ……仮にその話が本当だとしてなぜ魔王はお前に呪いなんてかけたんだ？　唯一魔王の元までたどり着いたのは大勇者である俺の親父だけだ。
　　　　魔王と接点がないのに呪いなんてかけられる訳ないだろ」

大賢者「親父？　ではあたは……大勇者様の……」

勇者「ああ、息子だ」

大賢者「ならばなおの事、あなたと一緒に行かなくてはなりません」

勇者「悪いが役にも立たん子供を連れていくつもりはない。ん？　杖なんか構えて脅かそうたって」

勇者「うごッ！？」

突如として現れた見えない何かが勇者を壁へと押し付ける。
勇者は必至でぬけだそうとしたが、勇者を押さえつける力は信じられなほど強く
指一本とて動かすことが出来ない。

大賢者「これでも役立たずだとおっしゃるつもりですか？」

勇者「や……め……ろ」

大賢者「私を連れていくというのならば解放しましょう」

勇者「くそ、分かった……」

勇者を押さえつけていた力が解き放たれそのみが解放される。

勇者「はぁ、はぁ……」

大賢者「勇者様よろしくお願いします」ﾆｺﾘ

勇者「よ、よろしく……」

勇者（とんでもねぇガキだ……）

酒場のおやじ「これで一件落着だな」

勇者（どこがだよ……）

酒場の親父「で、お前らこれからどうするんだ？　やっぱり北の山にドラゴン退治か？」

勇者「そうだな……>>13」

吟遊時と盗賊を無視してすまん。

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