過去ログ - 千春「・・・なんなんスかアレ・・・・・・;」 花山「使徒だ。」 千春「シト・・・・・・?;」
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433:赤いイヤーカフ
2012/05/28(月) 22:48:31.90 ID:BeqCIcPL0
同時刻
第三新東京市:中央病院第1外科病棟

克巳「かァーーッ・・・イケメンが台なしだなこりゃ;」


手持ち鏡に映る自分の顔を見ながら、克巳はベッドの上で愚痴った。今の彼の顔には幾つもの痣があり、歯は何本か欠けている。腫れ物のせいで、右目が思うように開かない。


マヤ「早くて二日後には差し歯が出来上がるそうですから、それまでは我慢するしかないですね・・・」

克巳「アア〜〜やだやだ・・・ったくよォ〜もう差し歯は飽きたっての;」ハァ-・・・


克巳が寝転がるベッドの隣には、パイプイスに座った伊吹マヤが居た。いつものように、彼女は両手で極薄のノートパソコンを抱えている。


克巳「オレを殺さずに放置すんなら、腹を殴れよ腹をよォ〜〜・・・;」

マヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;」

克巳「はぁ・・・・・・;」

マヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;」



克巳「・・・・・・・・・・・・ンで・・・マヤさんはなんで此処にいるんだい? 只のお見舞いとかじゃないんだろ?」

マヤ「えっ? あ・・・」

克巳「 義手の点検とか?」

マヤ「はっ、はい、それもあります・・・・・・けど・・・;」

克巳「?」


マヤ「・・・・・・・・・・・・その・・・やっぱり不安になるじゃないですか。克巳さんみたいに強い人が、誰かに襲われて負傷したって聞いたら・・・;」


克巳「・・・・・・そりゃあつまり、オレをボコれるくらい強いヤツにオレがボコられたら、オレが只じゃ済まないって事かい?」

マヤ「はい;」

克巳「ややこしいなぁ」ハハハ・・・

マヤ「でも、そういう事じゃないですか? その証拠に克巳さん・・・酷い怪我してますし・・・;」

克巳「まァ、そうだけどね・・・・・・・・・・・・・・・ってゆーかマヤさん・・・」

マヤ「?;」


克巳「オレのコト心配だった?」ニコッ


マヤ「!?//;」

克巳「あー赤くなった!かーわいー」

マヤ「ちょ、ちょっと、そういうのじゃありませんよ!///;」

克巳「そういうの? その[そういうの]って何? なに示してんの?」ニッ

マヤ「なんでもありませんよ! いいから右手出してください!検査しますから!///;」

克巳「オホ、怒った怒った」ハハハ・・・

マヤ「ふざけないで下さいよ! 有線しますから右手出してください!;///」ムカー

克巳「ホイよ」さっ

マヤ「もう・・・;///」カチッ


マヤはノートパソコンを開き、システムを起動させるとPCからコードを伸ばし・・・

パチッ

その先端を、克巳の義手の動脈に当たる部分に配置されたアタッチメントに差し込んだ。


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