過去ログ - セシリア「わたくしが主役でしてよ」
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3:IS ifストーリー Cecilia Alcot  ◆l5R7650ANI[sage saga]
2011/08/23(火) 01:15:25.02 ID:VgP8bmRI0




―― 第二部 プロローグ ――



 あれから、穏やかに日々は過ぎゆき、窓の外の木々には枯れ木が目立つようになり、すっかり気温も低くなった。

 織斑一夏とセシリア・オルコットの交際は、特にこれといった進展もなく……?続いてはいるが、当然の如く部屋は別々だし、何かと休日も訓練やらテストやらであまり進展はないようにも見える。

「一夏さん♪おはようございますですわ」

「セシリア、おはよう」

 それでも、明確に視線を合わせている機会は増えたし、どちらかを探せば大抵両方が同じ場所にいたりはする。

 もっとも……

「おはよ、一夏、箒」

「ああ、おはよう鈴。セシリアも」

「おはよう我が嫁、その他大勢」

「ラウラったら……もぅ。おはよう、みんな」

 相変わらず、専用機持ちのグループは一夏を中心に集まっているのだから、変わりはないのかもしれない。

「……おはよう」

 ただ、四組から更識簪が遊びに来る機会が今まで以上には増えていた。最近はいつも朝のHRが始まる直前までは一夏たちや布仏本音(のほほんさん)と談笑している。クラス代表でもある彼女が自分のクラスにいなくてよいのかといえば、良いわけはないのだけれど、今年の一年生には専用機持ちが多く、有事の際に行動を共にする可能性を考慮した場合、彼女が一組で他の専用機持ちと交流を深めるのは好ましいという事から、教師陣も特に強くは言わないようになっていた。






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