128:第B話―――レッサー「キス、しましょう」 香焼「・・・・・は?」 [saga]
2011/08/29(月) 00:59:41.57 ID:N4aP9ccI0
オリアナ「とりあえず、今の話とさっきの話を照らし合わせるに……口だけ女と言われたのが癪だったのね」
オルソラ「だから無理矢理でも香焼に迫った、と……やれやれ。標的にされる彼も彼でございます」ハァ
浦上(……純粋に歪んだ告白の形だったりして)ニャハハ・・・
オリアナ「坊やで止まっておけばまだしも、誰でも良い状態になった今……面倒な事になったわね」
ランシス「コヤギくん、キスさせてあげれば良かったのに」ムゥ・・・
浦上「それは色々と拙いヨ。大規模な喧嘩が起きちゃうからサ。英国と都市関係無くネ」タラー・・・
オリアナ「ふむ……あと、ベイロープ。『そういう仕事』をするなとは言わない。私もしてる事だから」チラッ・・・
ベイロープ「……、」
オリアナ「でも節度を守りなさい。貴女はまだ若いわ。無闇にそういう手段を使う必要は無い」
ベイロープ「……でも、私達の結社は小さいんです。コネも何もありません。地道にやってくしかないんですよ」
オリアナ「分かってるわ。フリーのお姉さんが知らないわけないでしょう……でもね」チラッ
フロリス・ランシス「「……、」」
オリアナ「この子達が見てる。自分の『そういう姿』を下の子には見せちゃダメ。鉄則よ。現にこうして心配事になってる」
ベイロープ「……、」
オリアナ「娼婦風情が何を言う、って思ってくれても良いわ。でも経験上、正しい事を言ってるつもりよ」
オルソラ「オリアナ……卑下しないで下さいませ。誰もそんな事を考えたりはしないのでございます」
浦上「まぁ姐御が真面目に何か言ってる時は核心ですからネ。娼婦も聖人君主も関係無いですヨ」クスッ
オリアナ「あらどうも。兎角、身体商売色気勝負っていうのは『個』でするもの。貴女はキチンと守れる娘だと思ってたけど、まだまだ未熟ね」
ベイロープ「……すいませんでした」ペコッ
オリアナ「要勉強よ。テクだとか魅力だとかより『心配り』。貴女がレッサーに言った事、自身でよく噛み締めなさい」
ベイロープ「はい」コクッ
フロリス「……えっと、それで如何しましょうか」タラー・・・
ランシス「オリアナさん、何か考えがあるんじゃ」
オリアナ「……ええ。情報網使うわ。娼館の知り合い達に『新しい家出娘が来てないか』って聞いて上げる」フフッ
浦上「わぁ。裏情報網怖ー」クスクスッ
オリアナ「お姉さんの友達はみーんな親切で良い人達よ。仕事内容目を瞑ればね」クスッ
オルソラ「では私もコネに当たりましょう……オリアナ。『姫』で良いのでございますよね?」フフッ
オリアナ「ええ。貴女はその為に来て貰ったんだもの……さて、動きましょう。ベイロープ達は直接探しに出なさい」チラッ
ベイロープ「はい。急ぎます」コクッ
オリアナ「私とオルソラ、シェリー、神裂は此処を拠点に情報整理。良いわね」チラッ
オルソラ「了解でございますよ」
フロリス「あの馬鹿……早く取っ捕まえて説教してやらなきゃ気が済まないな」ギリリ・・・
ランシス「フロリス。怒るのは後にして急ぐよ」テクテク・・・
ベイロープ「……、」ハァ・・・
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