137:第B話―――レッサー「キス、しましょう」 香焼「・・・・・は?」 [saga]
2011/08/29(月) 04:35:34.01 ID:N4aP9ccI0
―――とある翌日、PM06:00、英国、ロンドン市内、某所・・・(レッサーside)・・・
気付くと辺りは暗くなっていた。
この辺りは治安が悪いのであわよくば援助交際なんてものを申し込まれるかと思ったけど、そう甘くは無かった。
多分、このまま此処に居ても警官に補導されるかもしれない。
もう場所を移動するか、もしくは……
レッサー「……嫌! 諦めませんっ」グッ・・・
自分は今日処女を切るのだ。そして一人前の女になり、皆に認めさせる。
レッサー「こうなったら……逆ナンです!」スタッ!
自分から攻めよう。元より自分は受けタイプでは無い筈。ガンガン押すべきだ。
そうと決まれば男を選ばねば。
レッサー「で、できれば……優しそうな人が良いですね」
欲を言えば、初めてなので恰好悪い人や怖そうな人は勘弁願いたい。
お金は……持ってなくても良い。女になるのが目的だ。援交なんて考えは二の次である。
レッサー「……あの大学生くらいの人」ジー・・・
此処ら辺では珍しい清楚な恰好。短髪で眼鏡を掛けているホワイトカラーさん。
レッサー「あ、あの! そこのお兄さん」ニコニコッ・・・
男性A「……、」テクテク・・・
レッサー「眼鏡のお兄さんっ。何処行くんですかぁ?」トコトコ・・・
男性A「……え」チラッ・・・
レッサー「そうそう、貴方。今御帰り?」
男性A「え、あ、うん……どうしたの? 迷子かな?」ピタッ・・・
またそれか。声を掛ける男共の第一声は皆それだ。まぁ我慢我慢。
レッサー「迷子じゃないですよ……あの、私家出しちゃって……泊まるとこ無くて困ってるんです」ウルウル・・・
男性A「それはそれは……早くお母さんと仲直りするんだよ」ポンッ
レッサー「え、あ、そ、そうじゃなくて……泊めて欲しいなぁなんて……ね」フフッ
男性A「んー……妻が許せばそれでも良いけど。一食一宿くらいは提供出来るかもね」
既婚かい……ミスったぁ。
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