266:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」[saga]
2011/09/03(土) 03:37:33.64 ID:KdZPNJTE0
購入後、最愛の方はというと……まだ悩んでた。
普段は興味無いが、いざ選ばなければって事になると凝ってしまうタイプか。大変だな。
香焼「……座って待ってよ」
ベンチを探す。何故か喫煙エリア付近にしかない。
香焼「まぁ良いや。煙慣れてるし」
馬鹿神父の御蔭(所為)だ。とりあえず、一番端に座ってカフェオレでも―――
??「うわっ!!?」パンッ!!
―――飲もうとした瞬間、目の前で煙草を喫っていた男性のペットボトルが破裂した。
まさかのテロか、と辺りに神経を配り最悪に備え身構える。
だが、おかしい。誰も先の破裂に恐れ戦いていない。寧ろ喜劇を見るような眼で男性を見ている。何故だ?
香焼「だ、大丈夫っすか!?」アタフタ・・・
??「……そう見えるか?」ハァ・・・
香焼「水質操作系の能力者か? いや、超小型の爆弾? まさか狙撃……窓のないビルの屋上くらいしか狙えない。有り得ない」キョロキョロ・・・
??「……、」ジー・・・
香焼「何にしろ怪我人が出なかった以上、第二派が……結界を張るべきか」グッ・・・
??「……少年」トンッ
香焼「っ……は、はい」ビクッ・・・
何だ? 実はこの人が賞金稼ぎに狙われる悪モノでーした、とかいうオチか?
??「気にするな。爆発物フェチの馬鹿に騙されただけだ」
香焼「……へ?」
自分が首を傾げた刹那、馬鹿笑いが聞こえた。
??????「あはははははっ!! マジで騙されましたねー! 見事な腑抜け面っぷりでしたよ!」ケラケラケラ・・・
??「……さっきの、もう一本買ってきてお前の目玉にでも突っ込んでやろうか?」
??????「くっはっはっはっ! 負っけ惜しみ〜。砂皿さん可愛いですねー」フフフ・・・
砂皿「……屋上からダイブした経験は?」テクテク・・・
??????「ははは。無いに決まって……ちょ、な、何で私の肩引っ張るんですか!? まさか落とす気!? うぎゃー! ヘルプミー!」
砂皿「まったく……どうしようもない転婆女郎だな」ハァ・・・
砂皿と呼ばれた男は濡れた顔を拭いながら、ヤレヤレと再度ベンチに腰掛けた。
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