331:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」
2011/09/06(火) 02:33:45.16 ID:ooU393vg0
マシンが止まり、浮かれ気分で打席から出てくる最愛。
色々ツッコみを入れたいが……楽しそうだから我慢しよう。
絹旗「ふふふ。次は200`やりましょうか! あ、重力ボールってのも打ってみたいですね」ニコニコッ
香焼「200って……打てる人いる……からあるのか」ハハハ・・・
一般人じゃ無理だろう。というかバットとキャッチャーが悲鳴を上げそうだ。
絹旗「じゃあ行きましょうよ。打ってみたいです!」キラキラ・・・
香焼「はぁ」ポリポリ・・・
もあい「なー」ジー・・・
ノリノリな最愛に連れられ、200`打席へ向かう。常識に捉われた発想をしつつ、移動して隣に先客が居るのに気付いた。
快音を響かせながらボールを打ち返している。
香焼「『音速球』って……打てる人いるんだ」ヘェ・・・
絹旗「筋力強化の能力者でしょうか。それとも視力強化かも……何にしろ強化系でしょうね。銃弾級の速さ打ち返せるのは」
香焼「まぁ能力者前提だよねー」アハハ・・・
まぁ確かに、自分も魔術を駆使すれば打てない事もない。
余談だが女教皇様なら弾道ミサイル(約2万8千Km/h)レベルを打ち返せるだろう。
絹旗「当たり前じゃないですか。無能力者が……あ」ピタッ・・・
香焼「……まぁね。気にしなくて良いっすよ」アハハ・・・
絹旗「い、いえ……その……あの人」ジー・・・
香焼「え」ピタッ・・・
打席に立っている人物を指差す最愛。浜面さんより少し大きいくらいの背丈で、髪を結んでいる男性。
実に綺麗なスイングで200`を打ち返している。革ジャン着ながらよく打てるなぁ。
絹旗「……えー」タラー・・・
香焼「如何したの?」
絹旗「……無能力者って何なんでしょうね」タラー・・・
意味不明な事を言いだす。何が如何したというのだ。無言の最愛を余所に、バッティングを終了させ打席から出てくる男性。
ふと、此方に気付き……近づいてきた!?
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