335:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」
2011/09/06(火) 03:52:36.60 ID:ooU393vg0
そういえば家でカオリ姉さんが『固法さんの彼氏さんが――』とかいう話をしているのを思い出す。
更に結標さんが銭湯を出た先で言っていた事も思い出した。
香焼「……マジ?」タラー・・・
絹旗「何か変ですか? 私からすれば超お似合いカップルですけど」
香焼「……そうなんだ」ヘェ・・・
絹旗「人は見た目で判断しちゃダメなんですよ。ソレ、偏見ってヤツです」ジトー・・・
いや、悪いとは言ってないが以外だなぁと。
絹旗「男女の仲だけは理屈じゃねーんだよー、って麦野が言ってました」
香焼「いやはや、まったく」
もあい「にゃー」
まさに『ヤンキーくん○眼鏡ちゃん』か。
絹旗「ところで……さっき兄貴さんが打ってたヤツ、私も打ってみたいです」
香焼「え、それ音速だけど」
絹旗「……超試してみたいですね」ニヤリ・・・
香焼「そ、そう」タラー・・・
まぁデッドボールの心配は無いから大丈夫か。
パッキーを購入し、最愛に手渡す。自分ともあいが心配そうに彼女(主人)を見詰める中、アームが動き出した。
香焼「アームはゆっくりなんだ」ジー・・・
絹旗「バネは新素材のチタンゴムでしょうね……一球見ましょうか」ジー・・・
刹那―――雷が落ちた様な轟音が鳴り響く。
もあい「ふにゃ!?」ギョッ・・・
香焼・絹旗「「…………、」」ピタッ・・・
マットにボールが当たった音だ。多分、マットも超低反発威力吸収素材みたいなのを使ってるのだろう。
更に、今の轟音で興味を持った人々が視線を向ける。何だかさっきから目立つ事しかしてないな。
香焼「……最愛。見えた?」
絹旗「辛うじて。ボールが大きい御蔭ですね。弾丸クラスだったら流石にお手上げです」
香焼「……うん」
物騒な事を……と言うべきだろうが、自分も同じ感想だ。何とか眼で追えたレベルである。
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