340:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」[saga]
2011/09/06(火) 05:35:27.63 ID:ooU393vg0
・・・・・寸・・・・・
時刻は6時半頃。日も暮れて周りは帰路につく人が増えてきた。
自分達はパークの出入り口付近で休憩し、次の場所を考える事にした。
次の場所、というより、時間も時間なのでそろそろ帰った方が良いのかもしれない。
そんな事を考えた刹那、携帯が鳴った。
相手は勿論滝壺さん。最愛に一言告げ、トイレに向かうフリをして少し離れた場所へ移る。
香焼「はい」
滝壺『お疲れ様』
香焼「いえいえ。すいません、自分も遊んでしまいました」ポリポリ・・・
滝壺『別に良いよ……というか、見てたんだけど、こうやぎくん。本当に無能力者?』
香焼「あはは……一応」タラー・・・
僕は確かに無能力者だ。嘘は吐いてない。
香焼「えっと、次は如何したら良いっすか?」
滝壺『……如何したい?』
香焼「え?」
滝壺『私達はきぬはたの事、貴方に任せたんだから、こうやぎくんがしたい様にすれば良いと思うよ』
そんな事を言われても。
滝壺『えっと……うんうん……あのね。フレンダが「明日まで貸す」って』
香焼「はぁ!?」
滝壺『だからきぬはたを明日まで貸すってよ』
意味が分からない。最愛は物じゃないですよ。
滝壺『当たり前だよ。だから……貸すの』
香焼「……えっと」タラー・・・
滝壺『とりあえず夕飯は必ず一緒に食べてね』
香焼「はぁ」
滝壺『場所は指定しない。任せるよ……後はメールします。でも多分、指示のメールじゃないから』
如何いう意味だ。
滝壺『きぬはたは今日十分頑張ったよ。もう無理はさせない。だから指示も出さない』
香焼「まぁ、確かに」
滝壺『後は2人で楽しみなさい。節度は守ってね』フフッ
それじゃあ、と意味深な〆句を残し電話を切る滝壺さん。一体何なんだ?
1002Res/1177.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。