381:第D話―――絹旗「お、お邪魔しましゅ!」 香焼「い、いらっしゃい(・・・噛んだね)」[saga]
2011/09/08(木) 00:42:39.60 ID:D1tEmVUr0
―――とある翌日、PM07:30、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・・・
すっかり日も暮れ、空には月と星が昇っていた。
若干最愛ともあいが眠たそうなので早めに餌、もといご飯を作らねばなかろう。
絹旗「眠くないです」ムスー・・・シバシバ・・・
典型的な子供だな。いや、不規則な生活をしてた所為か。何にしろ早いとこ寝かせるとしよう。
マンションの入り口に差し掛かる。部屋の鍵を出す為最愛に買い物袋を預けようとした時……のそりと巨大な影が飛び出してきた。
絹旗「っ!!?」ビクッ・・・
香焼「ん……最愛。心配しないで。自分の友達っす」チラッ・・・
もあい「にゃん」トコトコ・・・
もあいが最愛の肩から飛び降り、そいつの長い髪へ跳び付こうとチャレンジしだした。
ステイル「この猫は毎度毎度……僕の髪に恨みでもあるのかい?」
香焼「長髪が好きなんだよ。嫌だったら切れ。それより……珍しいっすね。僕に用?」
ステイル「まぁな。安心しろ、仕事じゃな、い……ぁ」ピタッ・・・タラー・・・
絹旗「え……仕事?」チラッ・・・
馬鹿野郎。
香焼「あー、えっと、バイト仲間っすよ。手品師(マジシャン)のバイト」
絹旗「あぁ。例の」フムフム・・・ジー・・・
ステイル「コホンっ……まぁ、その……アレだ。相変わらずオマエは何処に居たって女の尻に敷かれている様だな」ジトー・・・
香焼「そういう言い方するなよ。別に敷かれてなんか無いっての」ジトー・・・
絹旗「…………、」ギロリ・・・
最愛さん、何故睨むんすか?
香焼「……話はそれだけ?」
ステイル「態々皮肉を言う為に学園都市第1学区(この街の桜田門)に来たりなんかしないさ」フンッ・・・スッ!
香焼「はぁ?」
ステイル「……ん」スッ!
僕に向かって無言で手を伸ばすステイル。何それ?
ステイル「先日約束してたろ。取りに来た」ジー・・・
香焼「……え?」
ステイル「煙草だ。新作煙草5つと新型ライター(※)。日和だけじゃなく、遂にボケまで始まったか?」 ※第B話参照。
コイツ……何て空気読めないタイミングで現れるんだ。しかも煙草って。
絹旗「…………、」ギロリ・・・
隣の子、滅茶苦茶キレてます。
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