404:第D話―――絹旗「お、お邪魔しましゅ!」 香焼「い、いらっしゃい(・・・噛んだね)」[saga]
2011/09/09(金) 23:18:06.89 ID:iR/VAV2t0
最愛のたどたどしい手伝いもあり、盛り付けが完成する。
今日の献立は、デミグラスソースかけオムライスにコンソメスープ、ガーリックラスク添えサラダだ。
僕がテーブルに運ぶ間に、最愛にはもあいの餌やりをお願いする。
絹旗「香焼、モンポチ開けて良いんですよね?」
香焼「良いよ。でも一缶だけね」
絹旗「分かってます……よし。完了です」カパッ
もあい「にゃー」テクテク・・・
香焼「うん。こっちも終わったよ。最愛も座って頂戴」
エプロンを脱ぎ座布団に正座する。そして……短縮版、食前の祈。
絹旗「…………、」ジー・・・
香焼「―――……うん。食べようか」
絹旗「……前から思ってましたけど、超不思議ですね」ウーン・・・
香焼「え? あ、まぁね……この街は宗教云々は禁忌みたいなモノだから」アハハ・・・
絹旗「んー……―――こうですか?」スッ・・・
香焼「へ?」キョトン・・・
胸の前で手を組む最愛。多分、先の僕の真似をしているのだろう。
香焼「あはは。別に最愛はやらなくても良いんだよ。信者でもないんだし」クスッ
絹旗「こういうのはふいんきなんです。オリジナルないただきますですよ」
香焼「雰囲気(ふんいき)、ね。オリジナルかぁ。最愛らしいね」フフッ
絹旗「むぅ……超馬鹿にしてません?」ジトー・・・
香焼「してないしてない。さぁ、食べよう」
最愛の適当な『祈』が済んだところで、いただきます、と一言。そして箸と匙を進める。
香焼「……どうかな?」
絹旗「ふむ……超美味しいです!」モキュモキュ・・・パアアァ!!
香焼「ハハハ。そりゃ作った甲斐がありました。オムライスのおかわりは無いけど、ソースはあるから明日の朝ご飯に応用するよ」クスッ
絹旗「はい。超楽しみにしてます」ニカッ!
もあい「みゃー」ムシャムシャ
ソースを服に飛ばしそうななりながら、笑顔で食べてくれる最愛。それだけで、作った甲斐があったな。
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