448:第D話―――絹旗「お、お邪魔しましゅ!」 香焼「い、いらっしゃい(・・・噛んだね)」[saga]
2011/09/11(日) 23:15:23.36 ID:aIXMpa2I0
―――とある翌日、PM11:50、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・・・・
時刻は深夜を回ろうとしていた。
最愛は自分が寝たフリをしてすぐに、ゲコ太着ぐるみを引き摺ってソファの上で抱え出した。
そして時たま此方の寝顔を伺う様に顔を上げ、また着ぐるみをホールドする。その繰り返し。
因みに、最愛がやたらと足を組み変えたりキツいタンクトップを気にしたりとする姿を見てると『色々』危なかった。
そろそろ自分も眠くなってきたのだが、最愛の方は一向に寝る気配が無い。因みにもあいは寝てしまった。
もしや見たい深夜番組でもあるのか? そんな事を推測した一寸後……最愛が立ち上がった。
香焼(もしかしてホントにテレビか? トイレかも)ボー・・・
もあい「くぅ……すぅ」ムニャムニャ・・・
あれだけ大量に飲んだのだ。尿意を催してもおかしくはない。
だが、最愛はトイレには向かわず……部屋の空調・照明リモコンに手を伸ばした。
まさか暑いからって温度を下げるのか? 本当に風邪をひいてしまうぞ。
絹旗「…………、」チラッ・・・
香焼(ん? こっち見てる)モゾモゾ・・・
絹旗「……ン」ポチッ・・・
香焼(んなっ?!)ギョッ・・・
刹那、照明が尾灯まで落ちた。という事は、ついに寝るのか。
一寸の安堵。だがそれも須萸の間。
最愛が……此方に向かってきた!?
香焼(ちょ、酔って……いや寝ボケてる!?)アタフタ・・・
絹旗「…………、」スッ・・・
香焼(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいっ!!)ドキドキ・・・///
そして布団に……入らない。
猫の様に四足でゆっくりと僕の上を歩いてくる。そして顔を近づけ、止まった。
絹旗「…………、」ピタッ・・・ジー・・・
香焼「…………、」ドキドキ・・・
絹旗「香焼……起きてるンでしょ」ボソッ・・・
香焼「っ!!」ドキッ!
バレてーら。
絹旗「ふふっ。気配駄々漏れです。まだまだですねェ」クスクス・・・
仰る通りでございます……って、違う! そうじゃない! 分かってるなら退けろ!
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