517:第D,5話―――もあい「にゃっふるにゃっふる」[saga]
2011/09/13(火) 23:39:39.27 ID:HZoNzRMT0
―――とある翌々日、PM00:00、学園都市第7学区、ホテル『アレクサンダー』、とある一室・・・・・
香焼の家から飛び出した後、バスには乗らず、やるせない気持ちのまま徒歩でホテルへと帰った。
途中ホテル内売店でサンドイッチ(ハムレタス)と菓子パン(ジャムパン)、それからムサシノ牛乳をを購入し部屋まで戻る。
予想通り部屋の鍵が閉まっていたので、自分用に渡されていた予備のカードキーを使い、中へ入る。
絹旗「……ただいま」トボトボ・・・
返事は無い。
絹旗「…………、」テクテク・・・
麦野「うぅん……むぁぅ……、」グダァ・・・
B級映画の微妙な動きで地面を這い蹲るゾンビの如く、ベットの上で唸り寝入っている麦野。
姉貴(固法)さんと超破廉恥女(結標)はある程度の世話をした後、すぐ帰ったのだろう。
まぁ特に用も無いので、買ってきたパンと牛乳を冷蔵庫にブチ込んで、そそくさと自室に入った。
絹旗「…………、」ガチャッ・・・
誰もいない、私だけの静かな部屋。
絹旗「……はぁ」トコトコ・・・ドサッ・・・
服も着替えぬまま、靴だけ脱ぎ捨てベットに寝転がる。
絹旗「…………、」ボー・・・
『賑やかで明るい場所(香焼宅)』にいた分、『暗い静かな場所(自室)』が寂しく感じる。
普段は如何とも思わないのに……自分はこんなにも日和ってしまったのか。
絹旗「今日は……もう寝よ」ボフッ・・・
頭から布団を被る。
忘れる……昨夜の事は、全部忘れろ……そう念じながら目をギュッと閉じてすぐ―――
絹旗「っ」チラッ・・・
―――携帯が鳴った。この着信音は……香焼だ。
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