過去ログ - あまくさっ!? 〜ただいま。〜
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535:第E話(17話)―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/14(水) 19:46:49.73 ID:fA4FX24l0
それから暫く雑談をした後、ワシリーサが『じゃあ、そろそろ本題に』と真面目な口調で彼を見た。
サーシャは息を飲み、一度その場を離れようとした。


ワシリーサ「あ、良いのよ。サーシャちゃんも聞きなさい」ポンッ

サーシャ「し、しかし」タラー・・・

ワシリーサ「ヴァロージャ……良いわよね?」チラッ・・・

ヴァロージャ「え、あ……まさか、彼女が?」ジー・・・

ワシリーサ「御名答〜」フフッ


目を見広き、唖然とする男性。


ヴァロージャ「だが、ふむ」ジー・・・

ワシリーサ「こらこら。いくらサーシャちゃんが可愛いからってそんなにジロジロ見ないの。それともこの修道服が気になる?」メッ

サーシャ「てめっ……し、失礼」コホンッ・・・

ヴァロージャ「君の趣味くらい把握済みだよ……って、そうではなくてだなぁ」ムゥ・・・

ワシリーサ「あら……『子供兵士』って言いたい訳かしら?」ジー・・・

ヴァロージャ「……ふむ」チラッ・・・


言われ慣れている。もうそれに対して如何こう反論する気はない。
だが、見縊らないで欲しい。仮にもエージェントであると自負している。


ワシリーサ「安心なさい。彼女は私が手塩にかけて育てた修道女だもの。将来は私を越えて我が国最強の『魔女』になるわ」フフフ・・・

ヴァロージャ「……サーシャ」チラッ・・・

サーシャ「はい」

ヴァロージャ「君は……素人ではないのだな?」ジー・・・

サーシャ「第1の解答ですが、その通りです。自分は既に何度も死地を経験しています」コクッ・・・

ヴァロージャ「そうか……私が如何こう言えた義理ではないが、末恐ろしい世の中だな」ハァ・・・


そういう世の中にした原因の何割かは貴方よ、とワシリーサが黒い笑みを浮かべ皮肉った。彼は苦笑するのみ。
一寸後、彼はカップの中身を全て飲み干し、私達に語り出した。


ヴァロージャ「ドニエストル(共和国)、知っているね?」

サーシャ「第2の解答ですが、知っております」コクッ・・・


子供に語りかける優しい口調で、サーシャに告げる。
ウクライナとルーマニアの間国……モルドバ共和国。その東部ドニエストル川東岸のウクライナ国境に接する地域が沿ドニエストルだ。
現在、国際的には国家として承認されていないが、我が国(ロシア)はそれを認めている。


ワシリーサ「故に、紛争が絶えない地域よ」


紛争。何かと問題の多いロシアで暗躍活動するサーシャにとって、もはや聞き慣れた言葉だ。





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