582:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/17(土) 19:39:32.73 ID:Ee66Y1gU0
―――とある3日目、AM11:45、ロシア・ハバロフツク、シホテアリニ山脈北部・非公式空軍キャンプ・・・・・
プレハブに入り、さて早速作戦会議を……と思った矢先『まぁ座りなさい』と促された。
それから軍曹殿に目配せをし『昼食を先に』と告げた。
軍曹殿は短く『了解』ですと告げ、バスカフ・イァーク両名を連れ、プレハブから出て行った。
サーシャ「あの……大尉殿。第1の提案ですが、すぐにでも作戦を立てるべきでは」チラッ・・・
大尉「やれやれ。仕事熱心は感心するけど、疲れてるのでしょう? 休憩がてら昼食でも取りましょう。少し話も聞きたいし」フフッ・・・
サーシャ「……はぁ」ポリポリ・・・
大尉「焦っても仕方ないわよ。正直、今回の作戦は大幅な見直しも必要だと思ってるからね」スッ・・・
サーシャ「見直し……ですか」ジー・・・
大尉「ええ……おっと、子供の前で葉巻を喫うものではないな。これは失敬」コトッ・・・
構いません、と承諾をしたのだがポリシーみたいなものを持ってるらしい。感心した。
さて、大尉殿がロングコートを壁に掛けた頃、ランチパックが運ばれてくる。ホカホカのスープ付きだ。
軍曹「お待たせしました。二つ分になります」スッ・・・
大尉「ご苦労軍曹。さぁ、サーシャ。暫く温かいモノを食べてないのでしょう? 食べれないモノは無いわよね。どうぞ召し上がれ」チラッ・・・
サーシャ「……えっと」ジー・・・ジュルリ・・・
大尉「女2人だけだ。背を伸ばしてくれ……まぁ軍曹は気にするな。置き物だと思え」フフッ
サーシャ「では、お言葉に甘えます……―――」コクッ・・・
軽く食前の『祈』を済ませる。
サーシャ「―――……頂きます」スッ・・・
大尉「ええ、どうぞ」コクッ・・・
スプーンに手を伸ばし、スープを掬う……温かい。
大尉「ふふっ。やっぱり普通の子供ね」クスクスッ
サーシャ「むぅ……いけませんか?」ジトー・・・///
大尉「いやいや、その方が『らしい』よ。軍曹、お前もそう思うだろ」チラッ・・・
軍曹「ええ。同意します」コクッ・・・
馬鹿にされてるのやら、可愛がられてるのやら、複雑な心境だった……まぁ今は食事を楽しもう。
1002Res/1177.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。