587:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/17(土) 22:04:27.87 ID:Ee66Y1gU0
大尉は軍曹殿を一寸見て、代弁させる。
軍曹「降下ポイントであります、特尉殿」
サーシャ「成程」フム・・・
大尉「此方ではある程度目処を点けていたが、特尉は如何だ?」
サーシャ「改めて第1の確認ですが、都市外周部ですよね?」
大尉「敵のど真ん中に降ろせだなんて最高のジョークを言うつもりだったのなら、実行してやろう。遠慮はいらん」ジトー・・・
勿論、そんなつもりはない。蜂の巣になるのは勘弁だ。
サーシャ「では第2の確認です。外周部なら何処でも可能ですか?」
大尉「肯定だが、第2学区や第23学区付近に降ろされたいか? 敵の警察本部目の前だぞ?」
サーシャ「改めて第1の解答ですが、同意しかねます。可能であれば第10学区か第19学区付近に降ろして頂きたいかと」
大尉「ほぅ……それなりに勉強してきてはいるのだな」
尤も、オリアナ=トムソンの受け売りだが。
大尉「他には陸輸口の第11学区から荷物に紛れ込む。第21学区の水道水路パイプから潜入する……その辺が妥当だろうな」
サーシャ「成程」フムフム・・・
大尉「しかし問題は此処からだぞ、特尉。何処から入ろうが構わないが、そこからのプランが大事だ」
サーシャ「……はい」コクッ・・・
大尉「どのルートを取る? いつまでに、何処で『目標』と接触する?」
サーシャ「…………、」タラー・・・
大尉「都市からの脱出や電子機器を使わない連絡手段の算段は立ててあるから気にするな。特尉はルートと接触の事だけを考えろ」
サーシャ「はい……あの、第1の要望ですが……少々時間を頂けませんか。そう長くは掛けません」
大尉「良いだろう。15分以内だ。それ以上は私が勝手に決める」
分かりましたと頭を下げ、一度プレハブの外に出て考える事にした。
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