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607:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/20(火) 00:42:52.34 ID:tjHrp3ic0
アニェーゼ「まぁ現地の人間に手伝ってもらうしかねぇでしょうね」フム・・・

アンジェレネ「現地の? アニェーゼちゃん、誰か知り合い居るの?」キョトン・・・

アニェーゼ「わんこ」サラッ


瞬間、本人以外は固まった。彼女が言う『わんこ』とは、天草式十字凄教の香焼の事である。
レッサーが無言で『頭大丈夫?』のジェスチャーをして……蹴られた。


アンジェレネ「えっと……天草式は、英国の傘下ですよ」タラー・・・

アニェーゼ「んな事ぁ知ってますよ。でも、んな事ぁ関係無ぇんです」フンッ・・・

レッサー「痛たた……大いに関係ありでしょう。『関与するな』って言われてるじゃないですか」ハァ・・・

アニェーゼ「百も承知。でもですねぇ、きっとサーシャは泊まる場所も無く独りでポツンと科学の街に放置されるんです」

アンジェレネ「…………、」ウーン・・・


確かに……だが、それは仕事だから止むを得ないだろう。潜入・工作任務が過酷なモノだというのは分かり切っている事である。


アニェーゼ「まぁ勿論、任務の手伝いをしてやるって言ってんじゃねぇんです。せめて『宿』くらいは提供してやろうって話ですよ」ビシッ

アンジェレネ「あー……成程」ハハハ・・・

ランシス「それも十分協力になると思うよ」ハァ・・・

レッサー「ふむふむ……まぁそうなると二ヶ所でしょうね」ジー・・・


一つは幻想殺し宅。もう一つは『わんこ』の小屋。


アニェーゼ「あのウニ頭の住所は分かってるんでしょうけど、コーヤギん家の住所知ってんですかねぇ」フム・・・

アンジェレネ「さぁ……ていうか、私も知らない。アニェーゼちゃん、知ってるの?」

アニェーゼ「うんにゃ。レッサー」チラッ・・・

レッサー「ランシス」チラッ・・・

ランシス「レッサー達が知らないのに私が知ってる訳無いでしょ」ハァ・・・


お手上げ。知ってそうなのは、天草式の連中とステイルくらいか。


アニェーゼ「うーん……神裂と不良神父がそう易々と教えてくれるとは思えませんね。此方の考えくらい読んでそうです」チッ・・・

レッサー「でしょうねー。となると……直接本人から聞くか、あの2人以外の天草式メンバーから聞き出すか」コクッ・・・

アンジェレネ「天草式の人達は止した方が良いかも。下手に動くと勘付かれますよ」タラー・・・

アニェーゼ「そんじゃ……決まりですね」ビシッ・・・


直接本人に電話してやろう。





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