659:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/24(土) 00:05:52.66 ID:ptH58nqY0
しかし、サーシャは叫ぶだけ。決して身じろいだりしていない。至って冷静模様。
長与「な、ど、如何いう事!?」タラー・・・
時津「……警備員(アンチスキル)か」ジー・・・
長与「え?」ポカーン・・・
時津「簡単な話だ……今の絶叫を聞いて、警備員や風紀委員(ジャッジメント)が黙ってる訳無いだろう」チラッ・・・
長与「あ……成程」コクン・・・
だが、それは賭けだ。もし近くに警備員が居なければ元も子もない。
時津は周辺の若衆に確認を取った。
時津「此方セル5。『震源地』周辺に警備員、または風紀委員らしき影はあるか?」Pi!
セル6『此方セル6……無いです。不良ばっか』
セル7『此方セル7。居るには居るが……武装無能力者集団(スキルアウト)の対応に回ってる』
セル4『此方セル4。風紀委員らしき人影があるが……多分、暗部のフェイクよ。聞いてないフリしてる』
時津「了解……駄目そうだな」フム・・・
長与「無駄骨、なのね」ハァ・・・
五和『此方ヤングボス。セル5……監視を続けなさい。良いわね……現状報告を』
長与「分かってます……現在、『水魔』が叫びました。多分、公の助けを求めたのでしょう。ですが、無駄みたいです」ハァ・・・
時津「っ……『震源地』に変化有り! 今の叫びに危機感を持ったらしく、妹達が攻勢に出た!」
4人の妹達がサーシャに電撃を浴びせる。
サーシャは金杭をバラ撒きながら抗戦しているが、屋上のスナイパーからの銃撃を腕に喰らった様だ。
防弾繊維(ケブラー加工)なのか、貫通はしないモノのかなり吹っ飛ぶ。同時に、鉢巻きをした一人が彼女に近づいていった。
時津「……水魔が一時ダウン。捕まるのも時間の問題だ」
五和『そう……セル5。彼女達の移動先までしっかり監視しなさい。後ほど捕えられた場所を上に報告します』
長与「了解、です」Pi!
サーシャは難とか立ち上がり、折り畳み式の刃モノを開き、対峙する。だがその姿は如何見ても満身創痍。
無論妹達の電撃は止まない。それどころか、鉢巻きを着けた一人が格闘に打って出た。
サーシャは転がる様に逃げる……もう無理だな、と2人が諦めたその時―――
セル7『こ、此方セル7! 此方セル7!』Pi!
時津「……如何した?」
セル7『非常事態! 其方にイレギュラーが向かった! 繰り返す、イレギュラーだ!』アタフタ・・・
長与「イレギュラー!? 警備員が来たの!?」ホッ・・・
セル7『違う違う! もっと面倒なヤツがソッチに向かった! 如何すんだよ、これ!!』アタフタ・・・
セル5の2人はセル7の戸惑う声に、緊張した。鬼が出たのか蛇が出たのか……はっきり伝えてくれ。
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