687:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/26(月) 00:01:13.80 ID:BCs1ctww0
――<浦上回想>――とある4日目、AM00:45、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・・・・
サーシャを慌ててリビングに運んだ香焼は、一言『ごめん』と告げ、彼女が着ていたコートを脱がせ、インナーを露わにさせる。
嫌な予想は当たり、満身創痍の上、身体は冷え切っていた。
香焼「っ! 浦上! 風呂沸いた!?」バッ!!
浦上「も、もう少しで沸くヨ……(何で、サーシャが此処に)」タラー・・・
サーシャ「ハァ……ハァ」グデェ・・・
香焼「じゃあサーシャを風呂に入れて! 僕は布団敷いて、救急道具と回復術式の準備しとくから!」アタフタ・・・
もあい「なーぅ」ペロペロ・・・
浦上「……え、と」ダラダラ・・・
香焼「早く!!」ギロッ・・・
無我夢中でサーシャを助けようとする香焼。一人称が『僕(素)』に戻ってるのがその証拠。
ボロボロになった彼女を見た私も、無論、彼女を助けてやりたい気持ちで山々だったが……冷静になって考えると非常に拙い事態だ。
頭の中をフル回転させ、冷酷に演技をして、対処する。
浦上「あ、分かっ……え?」チラッ・・・
香焼「何してんの! 早くしろ!」アタフタ・・・
浦上「ちょ、ちょっと待ってヨ……嘘でしょ……建宮さんから!?」ギョッ・・・
香焼「そんなの後にしてさっさと!」バッ!!
浦上「え、緊急事態の電話なんだヨ! ああ……もう!」Pi!
香焼「だったら自分が電話出るからサーシャを先に!」ダッ!
浦上「もしもし! 私です……え、あ、ちょっと今立て込んでいて……少々御待ちを……香焼! アンタが彼女の世話しなさい!」チラッ・・・
香焼「なっ!!?」ギョッ・・・
浦上「今、コッチも拙いの! あ……えっとスイマセン。今静かな所に出るので……頼んだヨ」ガチャッ・・・
もあい「みー」トコトコ・・・
香焼「ちょ、ちょっと! ふざけんなよっ!!」ギロッ・・・
サーシャ「う、ぅ……ハァハァ……、」ダラダラ・・・
香焼「く、そ……っ……やるしか、ない」グッ・・・
急遽、緊急の電話が掛って着たフリをし、難を逃れた。
私がサーシャの看護をしたとなったら、英国が干渉したという扱いになりかねない。
サーシャ「……ごめんネ」ハァ・・・
残酷だが上からの指示が出ない今、香焼に終始を任せるしかなかった。
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