710:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/27(火) 01:59:54.37 ID:aOOsrV5h0
―――とある4日目、PM03:30、学園都市第7学区、窓のないビル・・・・・・
統括理事長に呼び出され、嫌々この場所に訪れる多角スパイ―――土御門元春。
何を言われるかは大体察しがついているが、それでもヤツの小言など聞きたく無かった。
土御門「……で?」ハァ・・・
アレイスター『分かっているのにそういう聞き方をするのは馬鹿というものだよ』ジー・・・
土御門「うっせ……俺だって身内の馬鹿の所為で頭痛ぇんだ」ハァ・・・
アレイスター『まるで他人事だな。人質(天草若衆)の総監督は君の役目だろう』
土御門「……悪ぅござんした」ヤレヤレ・・・
彼は学徒潜入している天草若衆の事を『人質』と呼ぶ。言葉通り、英国清教に対する人質扱いだ。
若衆ら自身は、都市の裏を掻くのが任務だと思っているが、実際は彼の掌上で転がされている。
英国との間で、何か不都合があれば『切る事が出来るカード』として、都市内での活動を許可しているのだ。
アレイスター『ケジメはつけるんだろうね?』
土御門「分ーってるっつの……それより、呼びだした理由はそんな小さな事じゃねぇだろ?」
アレイスター『ああ……今から話し合いだ。君も参加してくれ』
土御門「話し合い?」
次の瞬間、彼と自分との間にホログラムウィンドウが浮かんだ。
映ったのは……英国清教最大主教―――ローラ=スチュワート。
ローラ『ふぁあぁ……眠い。もうちょっと後で話し合いを設けたりしたもうてほしいわね』ムニャムニャ・・・
アレイスター『其方の不始末から生じた問題だよ。少しは誠意を見せて欲しいね』
ローラ『ぶっちゃけ末端まで私が面倒見きれる訳じゃ無かろう事なるの……土御門で十分じゃなきて?』チラッ・・・
土御門「ぐっ……(糞ババァ)」グヌヌ・・・
上司の屑。皆そう呼ぶ。
ローラ『まぁでも言い分は分かる……だから補佐と次席に任せたりと思うておるのよ』ジー・・・
アレイスター『君がそれで良いのであれば』フフフ・・・
ローラ『あいあい。それじゃーねぇ♪』プツッ・・・
かなり適当。多分、今回の件は如何でも良いと思っているのだろう。
英国と自分自身の問題以外は関係無し。まさに魔女といっても過言ではない女だ。
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