731:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/27(火) 23:18:53.24 ID:aOOsrV5h0
数分後、2人が帰って来る。
勘違いで頬を染め気拙そうな五和はまだしも、ニヤニヤと僕らを交互に見てくる浦上にはイラッときた。お前分かって笑ってるだろ?
香焼「ったく……サーシャがお前ら居る前じゃないと話せないってさ」ハァ・・・
五和「え、あ、うん。そっか……サーシャ。何処まで話した?」チラッ・・・
サーシャ「まったく何も」フルフル・・・
五和「そう……それじゃあ何処から話しましょうか」フム・・・
浦上「ドニエストルの話しちゃえば?」
香焼「へ? どにえすとる……ドニエストルってCIS、モルドバ内の?」ポカーン・・・
サーシャ「はい。では第3の提案、ドニエストルの問題は私から話しましょう……コーヤギー、少々長くなりますが良いですね?」コクッ・・・
香焼「え? うん」コクッ・・・
サーシャの説明が始まった。
まず、モルドバ・ドニエストル内で露SVR(対外情報局)の人間が殺された事。
そしてその殺され方が人の為せる業では無かった事。故に、彼女が特命を受け学園都市に侵入した事。
サーシャ「―――……此処までは分かりましたか?」
香焼「……CIS内でSVRの人間が殺された。停戦中のモルドバ・ドニエストル紛争に発破を掛けようとしたルーマニア側の工作か」ムゥ・・・
サーシャ「…………、」ハァ・・・
香焼「雇ったのは魔術師……でもドチラにしろ、ルーマニアはNATO側。モルドバ本国もNATOに肩入れをしようとしてるんじゃ」フム・・・
五和「あー。コウちゃん。重要なのはそこじゃないから」ハァ・・・
香焼「そうなるとこの件はルーマニアのマッチポンプ的殺人……え?」キョトン・・・
浦上「相変わらず理屈っぽい……そういう推理は下っ端魔術師たる私達の仕事じゃないでしょ。とりあえずサーシャの話、聞きなヨ」ヤレヤレ・・・
これは失礼。自分の世界に入ってしまった。
サーシャ「ん……では続けます」コクッ・・・
もあい「みー」コロコロ・・・
彼女はハバロフツクを発ち、都市へ向かったそうだ。先日のテロ紛いの騒ぎもロシアの囮・陽動作戦だったとか。
それから都市に侵入し……妹達(シスターズ)と優男風の魔術師と交戦。
超能力者らしい暴れん坊ヤングスーパーマンと、『駒場』と名乗る『マスクの男(ゴーストライダー)』に助けられ、此処に逃げのびた。
サーシャ「―――……とりあえず、以上です」
香焼「妹達、それに魔術師って事は海原さんか……でもサーシャ程の魔術師が何であんなにボロボロにされたんすか?」
サーシャ「第3の回答です。私は都市内での魔術使用と通信機の使用を禁じられました……正直、身体能力だけでは勝てませんよ」ハァ・・・
香焼「成程……それで、軍覇と……誰か分からないけど、仮面ライダー(?)に助けられたんだ」
サーシャ「肯定です……ところで、詳しいですね。第1の質問ですが数名は知り合いか何かで?」ジー・・・
一応、妹達と海原さんは(※@)結標さんと土御門繋がりで。 ※@(あまくさっ!:第4話参照)
軍覇は(※A)偶に家へ遊びに来る。そんでタダ飯喰らって帰ります。 ※A(同上:第8話、おまけっ!参照)
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