75:第A話―――佐天「さ! 走ろうよ!」 香焼「・・・・・・そうだね」
2011/08/25(木) 19:18:35.47 ID:Jhet7Q0e0
それにしても、彼女はポジティブだ。自分の周りにはこうも良い意味で明るい人間はいない。
佐天「そりゃまぁ元気印の佐天涙子ですからねっ」エヘンッ!
足首手首を回しながら彼女が胸を張る。
佐天「さて、ジュースでも買って一服しましょうか」
香焼「そうだね」
近くにベンチのある自販機コーナーへ歩を進める。
自分はウーロン茶スポドリを、彼女はスポドリココアを購入。この自販機は何故ゲテモノしか置いてないのだろう。
佐天「しかしすっかり朝起きも慣れたよねー」
香焼「そういえば佐天さん、宿題とかはキチンと片付けてるの?」
佐天「あー大丈夫大丈夫。初春の写すから」ハハハ
香焼「えー」タラー・・・
彼女らしいといえば彼女らしいのかもしれない。
佐天「香焼くんこそ大丈夫? 色々忙しいんでしょ? その・・・・・・無理してない?」
香焼「問題無いっすよ。基本的に宿題は学校で終わらせてくるし」
佐天「流石天才くん。でも睡眠時間削ってまで私に付き合ってくれる必要無いよ」
香焼「え? そんな事無いけど・・・・・・如何したの?」キョトン・・・
佐天「あ、え、いや、何でもない何でもない」アハハ・・・
気遣ってくれるのは嬉しいが、体調管理はキチンとしているつもりだ。
佐天「・・・・・・意外と完璧人間なんだね」ヘー・・・
香焼「そんな事ないよ。自分なんてヒヨっこだから」
佐天「あー。また『自分なんて』って言った。禁止だよ!」メッ!
半ば口癖と化している。困ったものだ。
佐天「って・・・・・・うわぁ。このスポドリ不っ味いよ」ウヘェ・・・
香焼「ココアって・・・・・・自分のと交換する? こっちはまだ飲めるよ」スッ・・・
佐天「え」ピタッ・・・
何故か固まる佐天さん。如何したのだ? ウーロン茶苦手?
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